
子宮筋腫とは?
産後の月経が、どんどん辛くなってきたとういうことはありませんか?
月経の回数が増えることにより、血の量が増えたり、月経痛が酷くなってきた人は気をつけましょう。
最近、20歳代にも増えてきている子宮筋腫かもしれません。
子宮筋腫は、子宮の筋肉の一部にできる良性の腫瘍です。
ごく小さな筋腫も含めると、月経のある女性の3人に1人は「筋腫もち」といわれるほど、現代女性に多くみられる病気です。
筋腫の数は、1つでもあるケースは少なくなく、ほとんどの場合複数にできます。
また大きさも小さいものから大きなほどまで多種多様です。
◆子宮筋腫の種類◆
①筋層内筋腫
子宮の壁にできるタイプ。筋腫が大きくなると、子宮の中が変形したり過多月経や月経痛を引き起こす。不妊の原因の一つ。
②粘膜下筋腫
子宮内膜のすぐ下にできる筋腫で、子宮の内側に向かって成長するタイプ。筋腫が小さくても、月経時の血の量が最も多くなるのが特徴です。
③漿膜下筋腫
子宮の外側をおおっている漿膜にできる筋腫で、子宮の外側に向かって成長するタイプ。症状がでにくいのが特徴。まれに筋腫自体が捻じれることで、激痛や炎症を引き起こすこともあります。
子宮筋腫の原因は?
はっきりした原因はわかっていませんが、西洋医学の観点からみると、女性ホルモンが関係しているのではないかと言われています。
東洋医学の観点からみると生活習慣が大きく関わっています。
主にストレス過多、過食、睡眠不足、体の冷えなど生活習慣・体質が原因として大きいです。
子宮筋腫の症状は?
筋腫の種類や大きさにもよりますが、大体の方は筋腫が小さいものがほとんどで無症状が多いです。
しかし、筋腫が大きくなると色々な症状が出てくることがあります。
①過多月経・月経痛
一番多いのは、過多月経や月経痛、過長月経です。とくに子宮の内側の粘膜に腫瘍ができる粘膜下筋腫では、筋腫が子宮の内側に飛び出していたり、子宮を引き伸ばして変形させ、子宮の収縮も悪くなるため、出血量が増え、ひどい貧血やめまい、動悸、息切れをが起こったり慢性的な疲労感をきたすことがあります。
②頻尿・便秘
子宮筋腫が前方に発育すると、子宮の前には膀胱があるので筋腫が膀胱を圧迫してトイレが近くなったり、逆に尿がスムーズに出せなくなったりしてしまいます。また、後方に発育した場合は、大腸を圧迫することになり便秘になります。
③不妊症
子宮筋腫の発生場所によっては受精卵の着床を妨げたり、卵管の通過障害となったりして、不妊症の原因となることもあります。
また正常な場合と比べて、子宮筋腫をもった妊婦さんでは流産や早産の可能性が高いことも分かっています。
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オススメのセルフケア
●体を冷やさないようにする
特に手首・足首・首は冷やさないように気をつけましょう。シャワーよりも湯船につかり、入浴中にふくらはぎをマッサージするなどがオススメです。
冷たい食べ物・飲み物はなるべく控えましょう。●積極的にウォーキングや体操、ストレッチをする
筋腫があるからといって安静にする必要はありません。体を軽く動かすことにより血行がよくなり、症状が和らぐ場合があります。
●体を温める食材を取り入れる
東洋医学でいう「腎」の疲労を取り除く食材を取り入れるとよいです。おすすめは、ニラ、豚肉、海老、ネギ、クルミなどです。
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当院の「子宮筋腫」のアプローチ
では、整体で子宮筋腫の症状を改善するにはどうすればいいのかを解説しますと、
・内臓疲労の改善
・体の冷えを取り除く
・自律神経の乱れを整える
・骨盤の硬さや歪みを取り除くこの4点を重点的に行います。
子宮筋腫の症状が治りにくい原因として主に生活習慣なので、子宮筋腫の症状を改善させていく上で患者さまご自身にも理解していただくことが重要になってきますので回復の邪魔をしている食事の見直し・生活習慣をアドバイスしていきます。
こういった部分を見直す、立て直すことによって、子宮筋腫の症状は改善しやすくなります。
しかし、中々生活習慣を完璧に改善するのは現実的に難しい面があると思いますので、できる事だけで大丈夫なので取り組んでいただけると、症状改善への近道となります。
まずは、ムリのない範囲から始めていきましょう!
子宮筋腫は、不妊症の原因になったり、月経でのトラブルの原因になる症状です。
妊娠をしたい方や毎月月経が辛い方は、原因になるものを取り除きたいという思いがあると思います。一人で悩まず、一緒に生理痛改善に向けて歩んでいきましょう♪