お腹の張り
30周前後になると、それまで以上にお腹の張りを自覚するようになります。ほとんどが生理的なもので、心配がありません。これは、いわば陣痛にむけてのウォーミングアップ。
生理的なもので、お産の準備もあります。お腹が張ることで少しずつ赤ちゃんが下がり、子宮口が開いていきます。やがてはそれが本物の陣痛につながるのです。
赤ちゃんがいつ生まれてもおかしくない正期産の時期に入ってれば、お腹の張りが陣痛につながりますが、子宮や胎盤にトラブルがない限り、妊娠37週以前はお産につながることがまずありません。
ですから、頻繁に起こるお腹の張りを心配しすぎる事はありません。張りを感じたときはしばらく休み、落ち着くのを待ちましょう。
お腹が張る原因は?
「妊娠中や産後は目を使ってはいけない」とは、昔からよくいわれていることでもあります。妊婦さんは基本的に疲れやすくなっています。パソコンやテレビ、スマートフォン、本を読むなど目を使い、ちょっとでも無理をすると、その疲れが肩や首や背中の凝りとなって、お腹の張りにつながります。
音楽を聴いたり、ストレッチなどをして目をあまり使わない過ごし方を探しましょう。
冷えやストレスで張ることも
極力避けたいのは、妊婦さんが疲れたり動きすぎたりするなどの外的な要因による張り。身体の冷えや、精神的なストレスによる過度の緊張による張りなどもあります。
東洋医学からみるお腹の張り
東洋医学では疲れや冷えから『気』が不足することが原因の一つだと考えられています。お腹の張りは『気』の不足により筋力が弱くなりお腹の赤ちゃんを支えらないというサインです。
長時間座りっぱなし、重い物を持つのも『血』のバランスを崩し、子宮に栄養が行き渡らずに、張りをおこします。
ストレスも筋緊張を起こし張りの原因になります。
まずは休息を第一にして『気』をチャージし、お風呂や足湯などで温めてリラックスをしましょう。
もしお腹が張ったら?
自宅でお腹が張ったら?
家事など、体を動かす仕事は一旦中止して、ソファーやベットで横になり休憩しましょう。
外出先でお腹が張ったら?
どこか座れる場所を探し休憩しましょう。出来るだけ混雑する電車に乗るのは避けましょう。
車の運転中にお腹が張ったら?
お腹の張りを感じたら、車をすぐに停止し休んでください。出来るだけ長時間の運転は避けましょう。
お腹の張りを防ぐには?
①疲労を溜めない
妊娠中に無理は禁物。家事も完璧にと頑張りすぎずに疲れた時には休むようにしましょう。
②ストレスを溜めない
ストレスも張りの原因に。好きな事をしてストレス発散していきましょう。
③体を冷やさない
冷えも原因の一つです。シャワーよりも湯船に浸かりましょう。身体を冷やす食べ物にも気をつけましょう。(生もの、甘いもの、小麦製品、乳製品など)
④激しい運動や重い荷物を持つなどは避けましょう
妊娠の経過に心配なければ軽い運動でも大丈夫ですが、張りを感じる時は控えましょう。
危険を伴うお腹の張り
●早産
いつもと違う張りがあったり、張りが強くなったり長時間続いたりピンクから茶褐色の出血が出た場合は、早産の可能性があります。
安静にして適切な治療を行えば、妊娠を継続することが可能ですから、異常を感じたら早く病院に行きましょう。
●常位胎盤早期剥離
赤ちゃんに酸素や栄養を送っている胎盤が何らかの理由で妊娠中に剥がれてしまう疾患です。
初期は、あまり自覚がありません。重度の場合は、動けないほどの下腹部の痛み、大量の不正出血、お腹が石のように固くなります。
妊娠後期にいつもと違う事を感じたら、すぐに病院に行きしましょう。
しかし、基本的な事ですが野菜中心のバランスの良い食事や、体を冷やさない、睡眠をしっかりとるなど生活習慣をしっかり行うことが重要なので、日頃から無理のない妊娠生活を心がけていきましょう。
当院でもお腹の張りの予防整体を行っているので気になった方は一度しきさい整骨院にお気軽にご相談してください。
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