
妊娠中の坐骨神経痛
腰から太ももの裏が痺れる
ずっとお尻(坐骨)が痛い
お尻が痛くて立ち上がるのも歩くのも困難
腰まで痛みがある
寝返りをすると針を刺すような痛みがある
一つでも当てはまる方は続きを読んでください。
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妊娠中なぜ坐骨神経痛になりやすいのか?
妊婦さんは妊娠中に女性ホルモンのリラキシンというホルモンが沢山分泌され、骨盤が緩みやすい状態になっています。
その為、骨盤が緩みやすいので坐骨周囲の筋肉のバランスが崩れ、坐骨の大きな神経を圧迫を起こし、その結果ピリピリと痺れを感じ、度合いによっては立ってもいられない、座れない、動けないといった症状が出るのです。
妊娠中の坐骨神経痛の対処法は?
①痛みが酷い時は無理をしない、体を冷やさない、温める
妊娠中は身体的にも心理的にも変化が大きく、不安定な時期です。
坐骨神経痛が酷いときは、楽な姿勢で身体を休め、無理をせずに動かないようにしましょう。
腰から足にかけて温めると痛みが少しやわらぐこともあるので、ゆっくり入浴したり、なるべく身体を冷やさないようにして、日頃から体を温める習慣をつけることも大切です
②ストレッチを行う
坐骨神経痛は腰周りや特にお尻(坐骨)の筋肉が固くなっていると、痛みや痺れが悪化することもありますのでストレッチなどで軽く運動して筋肉をほぐすと、痛みがやわらぐ効果が期待できます。
妊娠中の人は、あまり激しい運動行わないように無理のない範囲で、ストレッチを試してみてください。
東洋医学から診る坐骨神経痛
筋や骨、関節における痛み、腫れ、痺れを主な症状とするものを『痺症』と呼んでおり、坐骨神経痛もこれに分類
体力の低下や内臓疲労に生じて、邪気が侵入すると『痺症』を引き起こします
そしてそれぞれの体質によって症状や対処が違ってきます
①冷えタイプ【寒湿体質】
腰や脚(後面)などの鈍痛(台所などずっと立っていると痛くなる)、天気不良などや体が冷えると痛みがでてくる
他にも、むくみ、手足の冷え、引きつったような痛み
気候の変化に弱いので、三首(足首、手首、首)やお腹を冷やしたり、冷たい物や甘いものなど体を冷やすものをとりすぎると症状が憎悪する(特にアイスは要注意)
お風呂など入ると少しだけ痛みが減る
●おすすめ食材
ネギ、しょうが、シナモン、八角、ヨモギ、ニラ、にんにく、山椒、鮭、エビなど②熱がこもっているタイプ【湿熱体質】
お尻や下半身後面に焼けるような痛み
熱感や痺れなどを伴ったり強い突っ張り感を伴う
他にも、火照り、口の渇き、多汗、重だるい、イライラしやすい、冷たい物を好むなど
脂っこいもの、味が濃いもの、辛い物の取り過ぎなどが主な要因●おすすめ食材
トウモロコシ、緑豆もやし、キュウリ、トマト、ナス、スイカなど③血がドロドロタイプ【血瘀体質】
チクチクするような刺すタイプ。夜になると痛みが強くなる
肩こり、頭痛、顔色が悪い、手の甲や足に血管の青いスジがでる、体にアザができやすい、舌の裏側の血管が赤黒い、月経痛があるなど
血がドロドロタイプの人は痛みが長引きやすく治りにくい傾向があります●おすすめ食材
玉ねぎ、にら、鮭、にんにく、モモ、シナモン、青魚、黒糖など④エネルギー不足タイプ【腎陽虚体質】
疲労や加齢によって体を温めるエネルギーが不足になり痛みが出現
腰や下半身後面に痛みや痺れが出る
体を冷やすと症状が出やすくなる手足が冷たかったり、足腰がだるかったりする、お腹が冷えている、顔が青白い、頻尿、尿漏れ、やる気がでない
物忘れ、耳鳴り、白髪など●おすすめ食材
黒豆、くるみ、モチ米、羊、エビ、鮭、たこ、カツオ、栗、ニラなど
それでも改善しない場合は、一度しきさい整骨院にお問い合わせください。
坐骨神経痛の施術、または再発防止の指導を行っています。